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日産、後付けタイプの「車内置き去り防止支援システム」を6月から発売

2023/4/4(火)

キャラバン 幼児通園専用車(上)
シビリアン 幼児車(下)

日産自動車株式会社(以下、日産)は、送迎時、幼児の車内置き去り防止をサポートする、後付けタイプの「車内置き去り防止支援システム」を、6月から順次全国の販売会社で発売する。3月17日付のプレスリリースで明かした。シビリアン、キャラバン向けに設置を開始するという。
同システムは、リセットスイッチとSOSスイッチで構成された「降車時確認式」の装置だ。リセットスイッチは、エンジン停止後、車内の確認を促す音声案内を開始する。そして、乗務員が車内に幼児などがいないかを確認後、車両最後部に設置したリセットスイッチを押すことで、音声案内が停止するという仕組みだ。さらに、音声案内開始から一定時間経過してもリセットスイッチが押されない場合は、ホーンの吹鳴とハザードランプの点滅を行う。

一方、SOSスイッチは、取り残された幼児が自ら助けを求める場合、車内に設置したSOSスイッチを押すことで、ホーンの吹鳴とハザードランプの点滅を行う。集中ドアロック付車は、SOSスイッチを押すと連動してドアロックが解除されるという仕組みだ。確認が実施されない等でスイッチが押されなかった場合は、車外へ警報を発する。

また、車両へのシステム取り付けは、各販売会社で行う予定だ。価格は、取り付け工賃を含め補助金の範囲内を予定しているという※。なお、日産は、今後も社会課題に真摯に取り組み、安全な社会の実現のため、車両技術の開発に取り組んでいくと述べている。

※ 国のガイドラインに適合した安全装置を取り付けた場合の1台あたりの上限額17万5千円を想定

リセットスイッチ(上)
設置イメージ(下)


(出典:日産 Webサイトより)

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