日産、EVオーナー向け充電サポートプログラムの利用料金改定へ
2023/5/19(金)
日産自動車株式会社(以下、日産)は、EVオーナー向けの充電サポートプログラム「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3(以下、ZESP3)」の利用料金を、9月1日より改定する。さらに、日産のEVユーザー専用のサービスとしてリニューアルするという。
ZESP3は、株式会社e-Mobility Power運営の急速充電器・普通充電器を利用してもらうための充電サポートプログラムだ。ユーザーに、より便利で快適なEVライフを過ごしてもらうためにスタートしている。現在、全国で約7900基の急速充電器を含む、約2万基の充電器を利用することができる。今回のリニューアルでは、充電料金の課金単位を従来の10分単位から1分単位へ変更することで利便性を向上させた。同時に、昨今の電気料金高騰の影響に伴い、料金を改定する。これまで展開してきた、「3年定期契約」への新規申込受付は、5月31日をもって終了する予定だ。
また、日産は、今回の料金改定に伴い、プラン名称をプレミアム10からプレミアム100などに変更する。充電サービスカードの利用開始にあたり、事務手数料として1枚あたり1650円がかかる。追加カード(1つのZESP3契約に対して充電サービスカードを1枚追加可能なオプション)は、月額基本料金2200円だ。充電料金は契約プランに準じ、プランに含まれる無料充電分数は2枚のカードで共有される。
一方、3年定期契約中のユーザーの解約時の違約金(1万3200円)を6月1日から8月31日の間、免責するという。くわえて、今回の取り組みに併せて、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、日産販売店舗等でZESP3を利用して急速充電器でEVを充電する場合の電力を100%再生可能エネルギー化する予定だ。
なお、同社は、ZESP3各プラン共通のサービスとして、レンタカー利用時に基本料金が最大50%割引となる「日産レンタカー割引サービス」、万が一の電欠時のレスキューコールや費用補償を行う「エマージェンシーサポート」は継続して提供する。これにより、ユーザーのEVライフをサポートすると述べている。
(出典:日産 Webサイトより)