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日産とルノーがEV2種、SUV4種を共同開発 印で6億ドル投資

2023/2/15(水)

日産自動車株式会社(以下、日産)とルノーは2月13日、6億ドルを投じてEV2車種を含む新型車6車種をインドのチェンナイで共同開発すると発表した。開発する新型車の販売はインド国外も対象とし、チェンナイを国際的な輸出ハブへと育てる。



日産、ルノーと三菱自動車は2月6日に新しいアライアンスの内容を発表。その中にラテンアメリカ、インド、欧州でのプロジェクトが含まれていた。

日産とルノーは協力して3車種ずつをチェンナイで開発、生産する。開発するのはCセグメントのSUV4車種とAセグメントのEV2車種。両社にとってインドで初のEVとなる。グローバル量産型EVである日産「リーフ」、ルノー「ゾエ」の知見を生かすという。

開発する車種はアライアンス共通のプラットフォームを採用しながらも、各ブランドの個性を明確にした特徴的なデザインにする予定。

開発・設計拠点となるチェンナイのルノー日産テクノロジー&ビジネスセンターインディア社(RNTBCI)では、最大2000人を新規に雇用する見込み。インドだけでなく海外の新規プロジェクトのためにも大規模な採用を行う。

生産工場のルノー日産オートモーティブインディア社(RNAIPL)は再生可能エネルギーによる発電量を大幅に増やし、カーボンニュートラル化を進める。現状でも電力の50%以上を再生可能エネルギーでまかなっており、2045年までに100%を達成して工場でのエネルギー消費も現在より50%削減する。

なお、日産とルノーはチェンナイの2社の株式保有率を見直した。RNAIPLの出資比率は日産51%、ルノー49%とし、RNTBCIは日産49%、ルノー51%とする。それぞれ少数株主の出資比率が過半数に増える。

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