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広島トヨペットやNTTデータら、C+walkTを活用した観光促進サービス提供開始

2023/4/6(木)

広島トヨペット株式会社(以下、広島トヨペット)や株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)ら3社は、公園や観光地における観光スポット案内が可能なマイクロモビリティサービスを4月3日から開始した。3月29日付のプレスリリースで明かしている。

地域経済振興に向けて観光を促進していくためには、環境や地域に密着したコミュニティMaaSをはじめとした適切な観光情報と移動手段の提供が重要な課題として挙げられている。さらに、昨今、成長市場として注目されているマイクロ・パーソナルモビリティ市場は道路交通法の法改正なども相まって、今後も利用ニーズが拡大していくことが予想される。

同取り組みは、広島トヨペット、株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)、株式会社NTTデータSBC(以下、NTTデータSBC)の3社で実施する。3社の目標は、誰もが自由に移動でき、環境や地域に密着した循環型社会を実現するために地域のコミュニティMaaSを振興することだ。3社は、こどもからお年寄りまで利用でき、低速度かつ転倒リスクの少ない3輪で走行ができ、安全機能も備えた歩行領域型のマイクロモビリティに着目し、地域観光促進への活用を検討してきた。

今回のサービスは、トヨタ自動車株式会社の立ち乗り型3輪電動モビリティ「C+walkT」と位置情報連動の観光スポット案内機能を組み合わせて実施する。利用者は、専用端末から流れる、位置情報に連動した観光スポット案内を聞きながらエリア内を回遊できる。専用のWebサイトで予約可能車両の閲覧、利用予約、代金決済が可能だ。

また、貸し出しを行う運営管理者は、マイクロモビリティの走行可能エリアを事前に設定でき、かつ各車両の現在位置をリアルタイムに確認できるため、安全な運行管理が可能だ。ほかにも、今回の取り組みでは、エリア内施設や周辺施設で使用できるクーポンの配信や、外国語対応も行う。

くわえて、今回の取り組みは、旧広島市民球場跡地を中心に整備が進められている、「HIROSHIMA GATE PARK PLAZA」およびその周辺エリアで実施する。なお、3社は、今後エリアをまたいだ、公園間の回遊性ならびに混雑エリアにおける知見を高めながら、他のマイクロモビリティへの展開可能性を検討し、サービスのさらなる発展と他地域への展開を目指す。さらには、マルチモビリティへの拡張やサービス拡張(他MaaSとの連携、動態データ活用など)を通じて、観光分野での地域経済のさらなる活性化と、マイクロモビリティの理解浸透を目指すと述べている。

旧広島市民球場跡地
イベント広場イメージ



(出典:広島トヨペット Webサイトより)

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