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NTTデータらが協業 ドライブレコーダーを活用した実証実験実施

2023/1/12(木)

株式会社NTTデータ(以下、NTTデータ)ら3社は、モビリティデータを活用し、全国の交通課題をはじめ、地域・社会課題の解決に向けた協業を開始する。1月11日付のプレスリリースで明かした。沖縄県でドライブレコーダーを活用した実証実験を行うという。

今回の協業は、NTTデータ、株式会社ゼンリン、アルプスアルパイン株式会社の3社で行う。具体的には、レンタカー車両にドライブレコーダーを装着し、Webサイト上で各車両から得られた画像、映像についてレンタカーを利用する観光客へ提供するプラットフォームを構築。同プラットフォームにおける有用性を検証するため、観光客数や地理的条件から実証に適した沖縄県をフィールドに設定し、実証を行う。

レンタカーを利用する観光客は、Webサイト上の地図からスマートフォンなどを通じ、特定の観光地や市街地を選択することで、道路や道路周辺状況の画像や映像を確認することができる。

これにより、渋滞の状況や発生原因、目的地周辺の混雑状況の把握を促すことで、混雑しているエリアを回避して移動するといった利用者の行動変容につなげる。そして、効率的に観光地を回れることでの観光客の満足度の向上や、地域住民にも影響ある交通渋滞の緩和等に貢献していくという。同実証は、2023年4月から開始する予定だ。

なお、3社は、今後同実証実験にて収集した情報を、NTTデータが運営する交通環境情報ポータル「MD communet ※」上にもカタログとして掲載する。そして、他のモビリティデータや他分野とのデータ連携によるサービス高度化や、参画する会員企業との連携を通じ、モビリティデータを活用した観光や地域保全、防災、物流、業務効率化といったスマートシティを形成する幅広い分野での利活用を目指していくと述べている。

※ NTTデータが運営している官民連携の交通環境情報ポータル。Society5.0の実現に向け、内閣府 戦略的イノベーション創造プログラム(SIP エスアイピー)第2期「自動運転(システムとサービスの拡張)」における地理系データの流通促進に係る取り組み。

(出典:NTTデータ Webサイトより)

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