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レンタカーの受付無人化やドラレコ活用で事故削減、デンソーテンら沖縄で実証

2020/10/28(水)

実証実験イメージ

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デンソーテンが27日、アイ・ムーヴ、沖縄ツーリスト、OTSサービス経営研究所とともに、通信型ドライブレコーダーや走行データ・顔認証技術などを使ったレンタカー業務効率化や事故低減をめざす実証実験を、今秋から開始すると発表した。
沖縄県では外国人観光客の増加に合わせて外国人のレンタカー利用が増加しており、交通事故も増加傾向にあった。このような背景から、レンタカー業務効率化や事故低減の取り組みを2019年8月から開始。今回の実証実験に向けた準備として、デンソーテンが提供する通信型ドライブレコーダーを搭載したレンタカーの走行データ分析や映像データ収集を行っている。なお、この取り組みは沖縄県の「令和2年度 アジアITビジネス活性化推進事業(IoT利活用促進)」にも採択されている。

実証実験はレンタカー予約者を対象に行う。検証する項目は、ドライブレコーダーの映像から作成した運転マナー動画の事前配布、スマートフォン専用アプリの顔認証による受付、スマートフォンでの車両の解錠・施錠、ドライブレコーダー映像から自動生成したダイジェスト動画の活用、走行中の音声ガイダンス、多言語化など多岐にわたる。

また、日本の交通ルールや注意点をドライブレコーダーの音声ガイダンスでリアルタイムに伝えるといった安全運転支援や、年代や国籍ごとの運転行動・訪問先の傾向を調べる実証実験も検討中だ。

レンタカー受付の無人化に向けた業務効率化は接触リスクを減らすため、新型コロナウイルス感染リスクの低減にもつなげたい考え。なお、今回の実証実験の一部は、10月29日から11月1日まで開催するResorTech Okinawaおきなわ国際IT見本市2020に出展する予定だ。

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