NTTデータGSL、心身健康サポート開発 蓄積データで最適化実現
2025/9/26(金)
NTTデータ グローバルソリューションズ(以下、NTTデータGSL)は9月25日、社員の心身の健康状態を推定する「心身健康サポートシステム」の開発、および特許取得を発表した。
同システムの特長は、スマートウォッチや社内就業管理システム等から、食事や睡眠・運動・勤務状況に関するデータを収集し、独自にメンタル状態を推定する点だ。これにより、社員は客観的に自分の心身の状態を把握し、生活や働き方を見直すきっかけにすることができる。
また、同システムは、食事記録機能、体の状態確認機能、メンタル判定機能で構成されている。食事記録機能では、スマートフォンから光学文字認識(OCR)機能で一日の食事回数、内容を記録。OCR+テキストマイニングでカロリー等の栄養成分を抽出して記録することができる。
一方、体の状態確認機能では、月/日歩数・睡眠時間・労働時間(スマートウォッチデータ・就業管理システムデータ)、運動習慣、月ごとの変化を可視化する。そして、メンタル判定機能では、食事×歩数×睡眠×勤務等の生活データを掛け合わせ、機械学習でメンタル状況を自動判定する。これにより、自覚に頼らず、データに基づいて客観的に可視化することが可能だ。蓄積データを反映することで、より個人に最適化された精度の高い判定を実現するという。

食事記録機能(左)
メンタル判定機能(右)
(出典:NTTデータ Webサイトより)