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大林組とトヨタ、MIRAI水素タンクの材料端材を再生利用する技術開発

2023/11/14(火)

資源循環と開発技術の概要

株式会社大林組(以下、大林組)とトヨタ自動車株式会社(以下、トヨタ)は11月9日、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の端材を再生利用する新たな技術「リカボクリート工法」を開発したと発表。トヨタ明知工場内の部品置き場床面に初適用したという。

CFRPは、燃料電池車「MIRAI」の水素タンクに使用されている素材だ。今回開発した技術では、CFRPの端材を、コンクリート補強用短繊維として再生利用している。

※ コンクリートと混ぜることで、靱性(粘り強さ)を高めることができる繊維質の補強材で、繊維の種類は、炭素繊維の他に鋼繊維、有機系繊維(ポリプロピレンやビニロン繊維等)などがある。土木や建築分野で多くの使用実績がある(プレスリリースより)

同技術では、燃料電池車の水素タンクを製造する段階で発生するCFRPの端材に独自の熱加工を施し、適切な長さに裁断する。その後、コンクリートに添加することで、コンクリートのひび割れ抑制や靭性の向上を実現するという。

なお、両社は、今後燃料電池車の市場拡大に伴い、水素タンクの製造が増加することを見据えて技術開発を継続し、さまざまなコンクリート構造物への適用を進めていくとのことだ。そして、2026年度までに製造システムを実装して、将来的に年間3万m3の繊維補強コンクリートへの適用を目標とすることで、サーキュラーエコノミー(循環型経済)の推進に貢献すると述べている。

施工状況



(出典:大林組 Webサイトより)

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