小田急と伊勢原市まちづくり協定、スマートモビリティへ 新駅も検討
2023/3/9(木)
左から伊勢原市の髙山松太郎市長、小田急の星野晃司社長。連携協定の締結式で
小田急電鉄株式会社(以下、小田急)は3月8日、神奈川県伊勢原市と「持続可能なまちづくりを推進する連携協定」を締結したと発表した。小田急が市内で検討する「総合車両所」の建設と伊勢原市による道路整備で相互に連携し、スマートモビリティ社会に向けた都市づくりを行う。
小田急は、鉄道車両を分解して検査や修理を行う総合車両所の建設について伊勢原市内を候補地として検討している。既存の大野総合車両所が老朽化しているため、移転する計画。伊勢原市は、市の西部と行政地区まで東西をつなぐ「都市計画道路田中笠窪線整備事業」を進めている。また、都市づくりで「集約型都市(コンパクトシティ・プラス・ネットワーク)」を掲げてヒト、モノの動きが活発な都市を目指している。
小田急と伊勢原市は、総合車両所の建設と道路整備が交通網の充実、産業都市軸の形成などで活力ある都市づくりに寄与するとの見方で一致。近未来のスマートモビリティ社会に向けたまちづくりで協力する。小田急は市内で「スマート新駅」の新設も検討する。