パナソニックら、リース・レンタカーEVのバッテリー診断実証開始
2025/7/14(月)
オリックス自動車、EVolity社、およびパナソニック ホールディングス(以下、パナソニックHD)の3社は7月11日、リースやレンタカーでの利用を終えたEVを対象に、EVバッテリーの劣化診断システムを活用した共同実証実験を2025年7月より開始すると発表した。
同実証では、オリックス自動車が実施する中古車の入札会※において、EVバッテリー診断書を付与したEVを出品し、入札価格(残存価値)への影響を検証する。バッテリーの診断には、EVolity社が提供するEVバッテリー劣化診断システムを利用する。EVolity社は、パナソニックHDと丸紅が2023年8月に設立した企業だ。
また、同実証の診断書には、バッテリーの劣化度を示すSOH(State of Health)や使用環境などに応じたバッテリー寿命の傾向を示す指標「電池長寿命グレード」が記載される。これにより、入札会の登録会員へ中古EVの価値判断に有用な情報を提供するという。
なお、オリックス自動車、EVolity社、およびパナソニックHDは、同実証を通じて、中古EV価値を適正に評価できる仕組みづくりに取り組み、EV取引における信頼性向上と市場活性化に貢献していくと述べている。
※ オリックス自動車が運営する、リース・レンタカーとしての利用を終えた車両を登録会員向けに売却する取引会。(プレスリリースより)
(出典:オリックス自動車 Webサイトより)