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EVを活用したエネルギーマネジメント、パナソニックHDらが共同開発へ

2023/9/11(月)

パナソニック ホールディングス株式会社(以下、パナソニックHD)らは9月8日、EVを分散型エネルギーリソースとして活用するエネルギーマネジメント機能の構築に向けた共同開発への着手を発表した。株式会社ゼンリン(以下、ゼンリン)と共に取り組むという。

今回の取り組みでは、パナソニックグループが保有するモビリティやエネルギーに関する技術知見や運用ノウハウと、ゼンリンが保有する地図情報やEV充電器等の位置情報、各種統計データを活用する。第一弾としては、ゼンリンより9月8日からEV充電器メーカーや、EV充電器の管理・運用を行う企業向け「EVチャージ需要マップ」の提供を開始する。

「EVチャージ需要マップ」は、ゼンリンが保有するデータを活用し、パナソニックHDとゼンリンで開発を進める独自アルゴリズムによりEV充電器の立地・需要エリアを可視化するというものだ。これにより、EV充電器メーカー、EV充電器の運用管理を行う企業に対して、より効率的・効果的な設備投資をサポートし、EV充電器普及に寄与するという。

なお、両社は、将来的には、人口動態、交通動態などの地域特性に基づく需要を考慮した上で、EVを活用したエネルギーマネジメント機能を構築する。さらに、電力需給の可視化や需要予測を行うことで、政府主導で進めている分散型電力システムの構築への貢献を目指すと述べている。

「EVチャージ需要マップ」概要

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