パナソニックエナジー、車載用LiBのサプライチェーン強靭化へ
2023/9/25(月)
パナソニック エナジー株式会社(以下、パナソニックエナジー)は9月22日、カナダの負極材メーカーであるNouveau Monde Graphite Inc. (以下、NMG社)と、技術および商業的な連携をさらに進めると発表した。
今回の連携の目的は、EV用リチウムイオン電池の北米でのサプライチェーン強靭化だ。パナソニックエナジーは、同社の仕様を満たすカーボンニュートラルな黒鉛を電池材料として生産するため、NMGと積極的に協力している。今回の件が実現した場合、カナダ原産の天然黒鉛をEV用リチウムイオン電池向けの負極材料に加工する初めての事例となる。なお、同社は、電池開発・製造の優れた技術と豊富な経験により、今後もリチウムイオン電池業界の成長をけん引する。そして、同社が目指す「幸せの追求と持続可能な環境が矛盾なく調和した社会の実現」に近づけるために、将来的なゼロエミッションの実現に向けた取り組みを加速していくと述べている。
■パナソニックエナジー 社長執行役員 只信一生氏のコメント
「このたび、日本とカナダ政府が二国間パートナーシップを深化するための MOC を締結したことに関して、両国政府が共に持続可能で信頼性のあるバッテリーサプライチェーンの強靭化に向けリーダーシップを発揮していることを歓迎しています。また、当社は、NMGとのパートナーシップをはじめ、民間レベルでも二国間の協力関係を強化していくことで、両国の産業発展に貢献していきます」
(出典:パナソニックエナジー Webサイトより)