パソナテックと川崎重工、屋内位置情報ソリューションを提供開始
2022/2/2(水)
パソナグループの株式会社パソナテック(以下、パソナテック)と川崎重工業株式会社(以下、川崎重工)は、屋内位置情報ソリューションの提供を開始する。株式会社パソナグループが2月1日付のプレスリリースで明かした。
同ソリューションの目的は、駅や空港など建物内の人・モノの位置や動きを可視化することだ。これにより、施設利用者の利便性向上や、働く従業員の業務改善などを目指している。屋内における人・モノの位置を測定・収集した位置情報を活用するサービスは、生活・就業環境の改善などの観点から年々需要が高まっている。市場規模は2035年に1兆1700億円に成長すると予測されている。
同ソリューションでは、パソナテックのソフトウェア開発技術と川崎重工が屋内測位インフラとして日本全国に順次展開している屋内位置情報サービス「iPNT-KTM」を組み合わせた。これにより、ビーコンの設置など初期コストを抑えている。そして、駅や空港、商業施設などで高齢者や車いすを利用する要移動支援者への最適な移動ルートの提案や、工場や倉庫内で働く従業員の業務効率化の実現などを目指す。
なお、両社は、今回の連携を契機として両社の知見やノウハウを生かした最新のテクノロジーを通じて、人々の生活・就業環境の質向上を目指す。そして、豊かな社会の創造に寄与していくと述べている。