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自動運転やシェアリングなど未来のEVの姿を展示 第7回 台湾国際電気自動車展 – EV TAIWAN 2017

2017/11/7(火)


WELLTECH ENERGY

電動バイクとスマートフォンを連携したシェアリング時代のソリューション
WELLTECH ENERGY社は、スマートフォンやタブレット、モバイルバッテリーなどを販売している企業だが、電動バイク「HP(High Power) BATTERY」なども製品としてラインナップされている。

 

 
今回は、バッテリー交換式の電動バイクと、電池交換をスマートフォンで行うことができる「GCE」というシェアリングエコノミー時代のソリューションの展示があった。車両はADIVA社の「e-moving」という電池を着脱交換できる電動バイクを使用しており、バッテリー交換システムにはezSWAP社のバッテリースワップシステムを採用している。充電がなくなったら近くのバッテリーパークで電池を交換できるというシステムになっている。

 

 
ユーザーは、GCEのアプリケーションにクレジットカード情報を登録することで、車両の予約、バッテリーの交換予約と充電予約などを一元的に管理することができる。実際にバッテリーを交換する際は、発行されたIDカードをタッチしユーザー認証を行い、充電された電池と使い終わった電池を手動で交換するものだ。その他にも、クラウド上でユーザー情報のビッグデータを集め、データ分析をして車両とバッテリーの最適配置などマネジメントシステムを今後導入していくとのこと。

 

ARTC – Automotive Research Testing Center

自動運転EVの走行テストを実施
AMPAの展示として、ARTCは自動運転EVの走行デモを行った。ARTCは台湾の自動車研究・試験センターで、カメラやレーダーなどを使った自動運転などを研究している。また、TARC(台湾自動車リサーチコンソーシアム)の中心的団体であり、ディープラーニングなども含めたトータルの自動運転車の開発を行っている。

 

 
今回の展示では、電動ゴルフカート型の自動運転車を使用し、自律走行のデモが簡易テストコースで行われた。車線追従、車線変更、障害物と歩行者検知、緊急自動停止、自動駐車などの基本的な自律走行のテストが行われた他、実際に自動運転が普及した社会を想定し、車上でのスマートフォンのワイヤレス充電のテストも行われた。特に、カメラによる前方障害物検知システムを現在開発しており、歩行者、自転車、バイク、自動車などをリアルタイムに検出できるとのこと。

その他にも、協調型の自己位置推定システムを開発中とのこと。さまざまなセンサーから得られる情報により、他の車両との位置関係を推定し、自車位置推定の補正を行うことができ、これにより30cm以内の誤差の自己位置推定が可能となっている。
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