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自動運転やシェアリングなど未来のEVの姿を展示 第7回 台湾国際電気自動車展 – EV TAIWAN 2017

2017/11/7(火)

2017年4月20日~23日、台湾Taipei World Trade Center(TWTC)において、台湾国際電動車両見本市(EV TAIWAN2017)が開催された。台湾政府はテレマティクスやセンサーなどと EV を結合させた「インテリジェント EV」の発展を目指し、企業の育成を支援するため「インテリジェント EV 産業発展戦略及び行動プラン」を 2010年に策定し、EVの普及に力を入れている。経済部は2016年を中期目標の年に設定しており、インテリジェントEV年間生産台数6万台、世界トップ10に入るインテリジェントEVブランド・メーカーの育成などを定めている。本展示会は、台北国際自動車部品及びアクセサリー見本市(台北AMPA)と同時開催となっており、会場は大きな盛り上がりを見せた。今回は、例年通りEVの展示に加え、自動運転車の展示が一部で見られた。

[LIGARE vol.33 (2017.5.31発行) より記事を再構成]


XING Mobility

-電動スーパーカーのプロトタイプを展示

展示会場の中央で大きく目を引くのがXING Mobilityだ。同社は、バッテリーやギアボックス、電動パワーユニット、ダンパーシステムなどの製品を販売しているが、今回は2台のスポーツタイプのプロトタイプの車両を展示していた。

 

 

一つは「Miss E」というタイプで、台湾で設計・製造された電動レーシングカーで、同社が開発した液冷式のバッテリーパックのモジュールを搭載しており、高出力で連続的な出力を実現し、バッテリーの寿命も大幅に延ばしている。その他にもSADEVの6速トランスミッションを搭載し、最高速度は300km/hまで出るとのこと。

 

 

もう一つの車両が「Miss R」というタイプで、同社が開発したギアボックスやサスペンションなどの最先端技術を搭載し、二つの走行モードにより道路上もオフロードも走行可能な電動スーパーカーとなっている。さらに、4つの高出力モーターを搭載し、それぞれのドライブシャフトにつなぐことで連続高出力性と安全性を実現しており、最高速度は271km/h、加速は2.0秒で100km/hまで、5.1秒で200km/hまでを目標としている。

現在はプロトタイプで骨格部のみの展示となっていたが、2017年内にコンセプトカーとして公開する予定とのことだ。

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