今回の取り組みは、NextDrive株式会社(以下「NextDrive)と協業して実施する。具体的な取り組み内容としては、両社が収集したデータを最適に制御する。これにより、無駄のないエネルギーマネジメントが可能になり、EV導入事業者の運用効率化、電力コスト削減につながるという。最適化するデータの例としては、翌日の走行距離まで考慮した複数車両の充電制御やEVを蓄電池として利用した再生可能エネルギーの有効活用などだ。

さらに、両社は、同システムについて、既にEVや充電機器を導入している事業者にも幅広く活用してもらえるよう、車種や充電機器メーカー・モデルを問わずに後付け可能なシステム構成を想定しているという。

なお、両社は、今後今回の開発への賛同企業と共に、2023年度中に「EV充放電制御システム」の開発および実証実験を行い、エネルギーマネジメントの有用性を検証していくと述べている。くわえて、両社は、今回のシステムの開発サンプルを、9月13日～15日に幕張メッセで開催される「第3回 脱炭素経営EXPO秋」のパイオニアブースに展示するとのことだ。