EV充電関連の最適化ソリューション、モーションとプラゴが開発・提供へ
2023/8/25(金)
株式会社モーション(以下、モーション)と、株式会社プラゴ(以下、プラゴ)は8月24日、EV関連事業における共同サービス開発、およびプロモーションに関する基本合意書を8月8日に締結したと発表。複数台のEVを運用する事業者等に対し、導入や運用にかかるコストから充電に必要となる電力リソースまでをトータルに最適化するソリューションの開発・提供に関して連携を開始するという。
モーションは、EVフリート向け充電管理ソリューション「Optiev(オプティーブ)」を提供している。「Optiev」は、多数の車両を保有する企業や自治体向け、現状の車両稼働状況を分析することで、最適なEV車両やバッテリーサイズ、充電設備を推奨し、使用電力のピークを最小限におさえる充電スケジュールを作成する。これにより、EVシフト計画の作成をサポートしたり、EVの電池残量をもとに、独自の充電スケジュールエンジンを用いた充電器制御システムを構築している。両社は、協業の第一弾として、車両の稼働状況、電池残量、充電による電力使用量を総合的にふまえて最適化された充電スケジュールをリアルタイムで生成し、通信規格OCPP※により充電器を制御する仕組みを構築する。対象は、複数のEVと充電器を運用する事業者や自治体だ。
※ Open Charge Point Protocol。EV充電器の遠隔制御/監視をおこなう、国際的に採択されている通信規格。(プレスリリースより)
なお、両社は、今後さらに双方のナレッジやアセットを用いることで、事業者向けのEV運用ソリューションを共同開発の提案を行っていくという。そして、双方の強みやソリューションを生かした多角的な協業を通じて、脱炭素社会実現に向けたモビリティの電動化という社会的課題の解決に取り組んでいくと述べている。