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JR東など鉄道8社が磁気乗車券をQR券に置き換え、26年度末から

2024/6/3(月)

鉄道8社による乗車券のQR券置き換え概念図

鉄道8社による乗車券のQR券置き換え概念図

JR東日本など鉄道会社8
社は、現行の磁気乗車券をQRコード使用の乗車券に2026年度以降置き換えていくと5月29日、発表した。磁気券に対応する改札機や自動発券機といった機器の保守管理などが背景。8社間で同じシステムを用いて管理する。
鉄道8社は、発券機で販売したり改札機を通したりする磁気券を、QRコードが記載されたQR券に置き換えていく。現在の磁気券の利用率は5%から10%ほどという。Suica、PASMOといった交通系ICカードや各社のチケットレスサービスでの乗車に加えてQR券採用で機器の保守管理の負担を減らし、乗客の利便性維持・向上を見込む。

QR券はQRコードを改札機の読み取り部にタッチして読み取らせて改札する。磁気券を通す際に機械の不具合による券詰まりなどが発生せず乗客の不満や機器の維持・補修の負担を減らせる見込み。改札機や発券機は機構が複雑で、保守管理上の課題があるり、鉄道8社は磁気券からQR券への移行が必要と判断した。

また、磁気券は用紙の磁気層に金属を含むため、用紙リサイクルで磁気層の分離・廃棄が必要という。QR券に切り替えることで金属を含まない用紙とし、環境負荷を減らす。

QR券の情報や駅構内の入出場情報は8社共用のQR券管理サーバーで管理する。同じシステムを使うため、会社間をまたいで発券できる。スマートフォンなどのQRコードを利用したデジタル券の情報も管理する。

鉄道8社の内訳はJR東日本、京成電鉄、京浜急行電鉄、新京成電鉄、西武鉄道、東京モノレール、東武鉄道、北総鉄道。

QR券管理のイメージ

QR券管理のイメージ

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