REXEV、EV蓄電池を活用し容量市場に正式参加 EV価値拡張へ
2025/5/12(月)
REXEVは4月22日、EVの蓄電池を活用し、2025年4月より容量市場に正式に参加することを発表した。
容量市場は、電力供給の安定化と長期的なエネルギー確保を目的として、将来の電力需要に備えて一定の供給力(kW)を確保する市場だ。REXEVは、容量市場で約定した供給力(kW)を実際に提供するため、リソースアグリゲーター※1としてeMMPサービスに連携するEVを組み合わせ、系統電力の需給逼迫時におけるアグリゲーターからのDR(デマンドレスポンス)※2指令に基づき、EV蓄電池の電力制御を実施。DR要請に応じて、使用していないEVから契約DR量を放電し、系統へ電力を提供するという。
これにより、REXEVは、容量市場を通じて供給力を提供し、小売電気事業者等の電力確保の一助となるとともに電力供給安定化に貢献する。また、同サービス利用者は、保有EVを通じて容量市場へ参加することで対価を得ることができるとのことだ。なお、REXEVは、容量市場への参加を通じて再生可能エネルギーの導入促進と系統電力の長期的な安定供給体制の構築に貢献していくと述べている。
※1 リソースアグリゲーターとは、需要家が保有する分散型リソースをまとめて制御する事業者のこと。
※2 DR(デマンドレスポンス)とは、電力需要と供給をより適切に一致させるために、電力会社の顧客の電力消費量を変化させ、電力の需要と供給のバランスをとることをいいます。一般送配電事業者、小売電気事業者、アグリゲーターなどがDR指令を発動します。(プレスリリースより)
※2 DR(デマンドレスポンス)とは、電力需要と供給をより適切に一致させるために、電力会社の顧客の電力消費量を変化させ、電力の需要と供給のバランスをとることをいいます。一般送配電事業者、小売電気事業者、アグリゲーターなどがDR指令を発動します。(プレスリリースより)