今回のプロジェクトの目的は、より効率的・効果的なEV活用について検証するとともに、地域の脱炭素・レジリエンス向上に貢献していくことだ。具体的な取り組み内容としては、REXEVが東電PG敷地内にEVスマート充電器28台を設置して、車両運行マネジメントと充電マネジメントを組み合わせたエネルギーマネジメントシステムを提供する。一方、東電PGは、所有する業務車両のEVシフトおよびEV運用の支援を行うとともに、充電情報を集約管理し車載蓄電池を遠隔制御するVPPを構築し、EVを大規模な調整力として活用することを目指すという。

なお、現在東電PGは、日産サクラや日産リーフなど計12台のEVを保有しており、今後さらに台数を拡大していく予定だ。そして、REXEVは、EVの付加価値を高めながら「再生可能エネルギー100%の世界」を目指し、引き続きカーボンニュートラル社会実現に向けて貢献していくと述べている。