ライドシェアにシェア車両Uberとタイムズ、ロイヤルリムジンが
2024/9/10(火)
Uber Japanは9月4日、日本初とするライドシェアドライバー向けのカーシェア試験運用を始めたと発表した。カーシェアリングプログラムを提供することで、自家用車なしでもライドシェア運転ができる。2024年内に本格運用する計画。
Uber、カーシェアのタイムズモビリティ、タクシー会社のロイヤルリムジンが協業する。東京・有楽町の駐車場「タイムズステーション・イトシア」に置くシェア車両2台をライドシェア用途に提供する。ロイヤルリムジンは自社で採用したドライバーをライドシェア専用のカーシェア会員として登録する。11月末まで試験運用し、その後の本格運用を目指す。
Uberによると、同社はタクシー会社が行うライドシェアドライバー求人を積極的に支援。Uber Eats配達を行う1000人以上が求人に応募したという。しかし自家用車を所有していない、所有していても規定に合わないなどの理由でドライバーとして働けない例は多い。
Uberは、カーシェアとの連携で、より多くの人にライドシェアドライバーとして働く機会を提供するとしている。また、保険会社と十分な保険商品の確認を行い適切な保険を付ける。
Uberによると、米国やブラジルではレンタカーを使うライドシェアドライバーも多く、周辺産業への経済効果も期待できる。カーシェア車両を使った柔軟な働き方を提供し、交通手段の不足を解消したいとしている。