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立命館大がIT企業と「若者の車離れ」を共同研究 意識変化や新しい楽しみ方など探る

2020/10/20(火)

自動車に特化したマッチングサイト『クリマ』と『ハイシャル』を運営するユニオンエタニティ株式会社は、立命館大学経営学部産学協同アントレプレナーシップ教育プログラムと、「未来の自動車社会に対する意識変化の研究」を開始する。
ユニオンエタニティは、自社が運営する中古車専門のフリマサイト『クリマ』と、廃車の買取りサイト『ハイシャル』を社内で連携することにより、まだ使用可能な自動車は中古車として市場へ再度流通させ、使い終えた自動車は廃車として処理することで自動車の循環サイクルを生み出す事業を展開している。立命館大学との共同研究を通じて、その循環サイクルを停滞させる要因となりうる「若者の車離れ」の原因を調査し、未来の自動車社会に対する意識変化を明らかにする狙いだ。

■循環型社会から見た「若者の車離れ」

「若者の車離れ」についてユニオンエタニティは、近年話題に挙がることが多い一方で、「若者がどの程度自動車を利用しているのか?」といった定量的なデータや、「なぜ自動車に乗らないのか?」といった意識に関する調査資料は乏しいと指摘。

今回の共同研究では、「若者の車離れ」とは若者が自動車を必要としなくなったのか、それとも若者が単純に自動車に興味が無いのかといった「車離れ」の具体的な原因を調査し、その調査を元に【どうすれば自動車を利用したいと思うか】と仮説を立て、「車離れ」に対する意識がどう変化するのかを検証する。

また、昨今では新型コロナウイルス感染拡大の影響によりリモートワークが推進されているが、出社を余儀なくされることが少なくない。そのような中、公共交通機関での移動が敬遠され、人との接触を避けることができる自動車通勤が増加しているという兆しがある。

今回の研究対象は大学生を中心とした「若者」であり、現在の社会情勢を踏まえ、自動車通勤での必要性だけでなくレジャーにおける自動車の楽しみ方を「若者」自身が作り出すことを目的とした未来の自動車社会への研究を進める。

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