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港などでも積み込み可能 積荷スペース単位で販売する物流バス運行開始

2021/4/8(木)

輸送、保管、流通加工などのサービスを提供するセンコー株式会社(以下、センコー)は3月23日、輸送インフラをスペースで提供し、事前予約すれば路線バスのように利用できる新たな長距離輸送サービス「物流バス」を、4月から九州~本州間で本格運行することを発表した。

運輸業界では、ドライバー不足に加え、働き方改革による残業規制等で、特に九州~本州(関西・中部・関東)のような片道600 ㎞を超える長距離輸送は安定的なサービス提供が難しくなっているという。

今回提供するサービスは、20tのウイングシャーシを使用し、ユーザーの荷物の量にあわせてスペースを販売するというものだ。路線バスでは始発終着場所だけではなく、停留所でも停車し、複数のユーザーが乗り降りする。今回のサービスでは、路線バスの停留所のように、港などの荷物積み替え場所でも荷物の積み下ろしが可能だ。

今回のサービスの特徴は、積載物の種類を問わないこと、貸し切り・リードタイム優先・料金優先・船や鉄道なども利用する環境優先といったユーザーのニーズに合わせることが可能な点だ。スペース内に収まるものであれば、小口、中ロット、異形物、重量物などでも積むことができる。

またセンコーは、荷物と輸送インフラの情報を一元管理する集中配車センターを関東、関西、九州地区に開設し、物流バスの物量確保と効率的な運行を図るという。この仕組みをプラットフォームとして広く業界に展開し、運輸業界が抱える課題解決に貢献していくと述べている。
(出典:センコー Webサイトより)

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