シャープら4者、高齢ドライバ向け運転支援ソリューションの実証実施
2025/1/21(火)
シャープ株式会社ら4者は1月17日、同社のモバイル型ロボット「RoBoHoN(ロボホン)」(以下、ロボホン)を活用したドライバエージェントシステム※による高齢ドライバ向け運転支援ソリューションの実証を大阪府の一部の公道で先行実施することを発表した。
今回の実証は、住友商事株式会社、名古屋大学未来社会創造機構、株式会社ポットスチルとともに、NPO法人高齢者安全運転支援研究会と大阪府の八尾自動車教習所の協力のもとで、2025年1月23日、28日に実施し、同年4月からは全国の公道でも実証を行う。4者は、それらの実証を経て、2025年度中のプレサービス提供開始、2026年度中の商用化を目指す予定だ。
また、今回の実証は、ロボホンを通じて、注意喚起や運転行動への示唆などの「運転中の支援」にくわえ、運転後にも運転評価などの「振り返り支援」を行うことで、ドライバに危険な運転への気付きを与え安全運転を促し、ドライバの行動変容効果を検証する。ロボホンが同乗することで、音声ナビ機能などでは得られない同乗者効果のほか、ドライバエージェントシステムによる運転評価やアドバイスの受容性が高まることが期待される。
なお、4者は、同実証で得られた知見を生かし、より安全な運転を促す「運転支援ソリューション」の開発に取り組み、2025年度中のプレサービス提供開始、2026年度中の商用化を目指すと述べている。
※ スマートフォン、ロボット、クラウドが連動し、日常運転のパートナーとして安全な運転への改善をサポートするシステム(プレスリリースより引用)