同機は、E Ink Holdings Inc.の電子ペーパー技術を搭載しており、新たにカラー表示にも対応した。これにより、紙のような高い視認性と、必要なときに表示を書き換えることのできる電子ペーパーディスプレイの特長に、カラーの豊かな表現力がくわわっている。

また、電力を必要とするのは表示を書き換えるときのみで、一度表示すれば電源を抜いてもそのまま表示を保持することができる。くわえて、薄型・軽量なため、ワイヤーによる吊り下げなどで手軽に設置が可能だ。これにより、これまで電源供給や耐荷重などの課題からデジタルサイネージの設置が難しかった場所はもちろん、紙のポスターの置き換えとしても利用できる。ほかには、商業施設・店舗での案内板や広告表示、飲食店におけるメニュー表示など、さまざまなシーンで応用可能だ。

さらに、表示コンテンツは、USBメモリーで簡単に更新できるほか、スマートフォンからの操作でも書き換えが可能だ。同社独自のコンテンツ配信・表示システム「e-Signage S」(別売)と組み合わせることで、ネットワーク経由での表示更新にくわえ、複数台の一括表示書き換え、日時指定更新などもでき、管理・運用が円滑に行うことができる。

なお、シャープは、“消費電力0W”での表示保持を実現する「ePoster」で、カーボンニュートラル時代における情報発信を革新していくと述べている。



(出典：シャープ Webサイトより)