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新明和工業と群馬大学、機械式駐車設備で自動運転車の駐車実証実験に成功

2019/7/2(火)

自動運転車の駐車の様子=新明和工業提供

新明和工業と群馬大学は7月1日、群馬大学の「次世代モビリティ社会実装研究センター」(センター長:太田直哉、以下:CRANTS)内に設置した検証用機械式駐車設備において業界で初めて、自動運転車の駐車実証実験に成功したことを発表した。
今回の実証実験では、共同開発した「APPS(Advanced Pilot Parking System)」を導入。開発した通信プロトコルにより、自動車と機械式駐車設備の双方向通信で機械式駐車設備側が自動運転車を駐車位置まで的確に誘導する。自動運転車(V)と機械式駐車設備(P)の間を「V2P」通信により繋ぐことで、自動運転車とインフラである駐車設備が協調して駐車スペースに安全かつ高精度に自動運転車を導く。さらに、レーザースキャナ(LiDAR)を応用した車両位置特定アルゴリズムで点群データから車両位置を10㎜単位で認識し、自動運転車を安全かつ正確に駐車位置まで誘導、平面駐車と比べて高度な運転技術が求められる機械式駐車設備への自動入庫を可能にした。完全自動運転車が普及するまでの過渡期において、手動運転と自動運転いずれにも対応するという。

群馬大学と新明和工業は2017年12月から共同研究に着手。業界で初めて自動入庫を実現した。今後、新明和工業と群馬大学は、他のタイプの機械式駐車設備においても駐車実証実験を行い、その後、新明和工業の研究拠点(兵庫県宝塚市)に場所を移して、2020年4月~2020年9月までAPPSと車路管制システムを組み合わせた実証実験に移行する予定。これらの検証データを基に、社会実装の具体化に取り組んでいく。

自動運転技術は、インフラ側との連携は進んでおらず、機械式駐車設備への駐車が困難とされていた。一方で、国内の機械式駐車設備は、都市部を中心に累計約57万基(310万台分)が設置されており、有効利用は必須課題とされている。

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