住友三井オートサービスと東北電力が提携 EV導入ワンストップ支援「Harmmo」で協業
2025/12/3(水)
住友三井オートサービス(SMAS)は、東北電力と業務提携契約を締結し、東北電力が提供する法人・自治体向けEV導入支援サービス「Harmmo(ハーモ)」の導入提案とサポートを開始する。SMASが持つ車両管理のノウハウと、東北電力のエネルギーインフラに関する知見を融合。東北6県および新潟県における企業のEVシフトを加速させる。
脱炭素化の流れを受け、企業や自治体における社用車・公用車のEV化ニーズは高まっている。しかし、充電設備の設置コストや運用ノ-ウハウの不足、導入後の適切な稼働管理などが、EV導入の障壁となっているのが現状だ。
この課題を解決するため、自動車リース業界のリーディングカンパニーであるSMASと、地域のエネルギーインフラを支える東北電力が手を組んだ。SMASは、東北電力が提供する法人・自治体向けのEV導入ワンストップ支援サービス「Harmmo」の提案・サポートを開始する。
「Harmmo」は、EV導入に関する課題を包括的に解決するサービス。普通乗用車向けの「Harmmo ZERO」では、初期費用ゼロで充電設備を設置し、再生可能エネルギー由来の電力による充電サービスを月額定額制で提供する。SMASのリース車両と組み合わせたワンパッケージでの提供も可能だ。
また、EVバス向けの「Harmmo EVバス」では、大容量バッテリーに対応した充電設備の設計から運用・保守までを一括でサポート。電力インフラ技術とEVの運用ノウハウを融合させることで、バス事業者の運行負担を軽減する。
SMASは、12,000台を超えるEVの管理実績と、ビジネスMaaSアプリ「Mobility Passport」を通じて培った車両の最適化・稼働管理の知見を持つ。これらのノウハウを「Harmmo」の提案に活かすことで、単なる車両導入に留まらず、各企業の状況に合わせた最適なEV運用を支援する。
両社は、この協業を通じて東北・新潟エリアの脱炭素化とEV普及を推進。将来的には、車両の稼働データを活用したV2X(Vehicle to Everything)実証など、エネルギーマネジメント領域への事業拡大も検討していくとしている。






