歩車共存の自動運転バス実証 損保ジャパンら愛知モリコロパークで開始
2024/10/16(水)
損害保険ジャパンなど6社が、愛知県のモリコロパークで自動運転バスの実証実験を実施している。この実験は、多数の歩行者がいる環境での歩車共存を検証することを目的とし、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズを幹事会社とする企業グループが参加する。無料・事前予約なしで試乗可能。実験を通じて自動運転技術の向上と社会的受容性を高めることが期待されている。
損害保険ジャパンは、愛知県のモリコロパーク(愛・地球博記念公園)で自動運転技術の実証実験を実施している。この実験は、特に多数の歩行者がいる環境での歩車共存のための技術を検証することを目的としている。エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズを幹事会社として、複数の企業がこのプロジェクトに参加している。
実験は2024年10月9日から10月25日までの間、火曜日、土曜日、日曜日、そして祝日を除く10日間で行われる。実験中は公園内のジブリパーク各エリアを結ぶバスルートで、既存の園内バスと自動運転バスが共存して走行する。歩行者が多い環境での自動走行技術や、遠隔管制室とのコミュニケーション技術の検証も行う予定である。
試乗は無料で、各停留所から事前予約なしで利用できる。ただし、座席数に限りがあるため、満席の場合は乗車できないことがある。安全のため、試乗は全員着座での利用とし、定員は20名。運行は不定期であり、天候により変更や運休の可能性もある。
この実証実験を通して、自動運転技術のさらなる発展と社会的受容性を高めることが期待されている。