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ソニーとホンダ、高付加価値EV販売等の新会社を2022年中に設立へ

2022/6/20(月)

ソニーグループ株式会社(以下、ソニー)と本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)は、高付加価値のEVの販売とモビリティ向けサービスの提供を行う新会社の設立に関する合弁契約書を締結した。6月16日付のプレスリリースで明かしている。
両社は3月4日、モビリティ分野における戦略的提携に向けて基本合意し、協議・検討を進めてきた。今回発表した新会社は、この合意に基づいたものだ。

新会社は、両社の強みを持ち寄り、利用者や環境に寄り添い進化を続ける新しい時代のモビリティとモビリティ向けサービスの実現を目指す。具体的には、ホンダからは、最先端の環境・安全技術をはじめとするモビリティ開発力、車体製造技術、およびアフターサービス運営の実績を持ち寄る。ソニーからは、イメージング・センシング、通信、ネットワークおよび各種エンタテインメント技術の開発・運営の実績を持ち寄る。

なお、新会社の名称は、ソニー・ホンダモビリティ株式会社(Sony Honda Mobility Inc.)となる予定であり、ソニーが50%、ホンダが50%を出資する。新会社の設立および事業開始は、関係当局の許認可の取得後、2022年中に設立し、2025年に、新会社によるEVの販売とモビリティ向けサービスの提供開始を予定している。
▼関係者のコメント
■ソニーグループ株式会社 代表執行役 会長 兼 社長 CEO 吉田 憲一郎氏のコメント
「ソニーは、『モビリティ空間を感動空間へ』というビジョンのもと、セーフティ、エンタテインメント、アダプタビリティの三つの領域を軸に、モビリティ事業に取り組んでいきます。この領域での学びを重ねる中で、グローバルな実績と知見を有するホンダというパートナーに出会い、この度、合弁契約の締結に至ったことを、大変うれしく思います。今後は、モビリティにおけるホンダの最先端の環境・安全技術をはじめとするモビリティ開発力、車体製造技術およびアフターサービス運営の実績と、ソニーのイメージング・センシング、通信、ネットワーク技術、および各種エンタテインメント技術の開発・運営の実績を合わせることで、モビリティの進化への貢献を目指します。」

■本田技研工業株式会社 取締役 代表執行役社長 三部 敏宏氏のコメント 「ホンダは『意志を持って動き出そうとしている世界中すべての人』を支えるパワーとなることができる存在でありたいと願い、モビリティを通じた社会変革の原動力となるべく、環境・安全・先進領域等、新たなチャレンジを続けています。今回、先進デジタル技術に強みを持ち、新たなチャレンジへの志を共にできるソニーと合弁契約締結に至ったことを大変うれしく思います。3月の発表以降、皆さまより期待の声を頂いています。新会社では、異業種の組み合わせで化学反応を起こし、新しい価値を具現化していきます。ぜひご期待ください。」

■ソニー・ホンダモビリティ株式会社 代表取締役 会長 兼 CEO(予定) 本田技研工業株式会社 水野 泰秀氏のコメント 「モビリティの革新と新たな価値創造という大きなチャレンジのスタートラインとなる、合弁契約の締結を大変うれしく思います。ソニーのセンシング技術やホンダの独創的なモビリティ開発力など、両社が異なる領域で持つ技術アセットを最大限に活用し、お客様に感動をお届けするモビリティとサービスを実現していきます。双方の知を集結し、新たな時代をリードしていきます。」

■ソニー・ホンダモビリティ株式会社 代表取締役 社長 兼 COO(予定) ソニーグループ株式会社 川西 泉氏のコメント 「『モビリティの進化への貢献』を掲げて取り組んできたこれまでの活動を具現化するにあたり、大きな節目となるこの日を迎えられたことを大変うれしく思います。新会社では、ソニーとホンダが有する多くの強みを掛け合わせることで開発を加速し、安心・安全に根差した感動空間としてのモビリティや関連サービスの具現化を通じて、モビリティの進化をリードしていきます。」

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