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スバル、協調型自動運転の実証開始 ローカル5G設備をテストコースに導入

2024/9/2(月)

周回路の様子

株式会社SUBARU(以下、スバル)は8月28日、スバル研究実験センター美深試験場の周回コース全域に、Sub6帯※1に対応する、スタンドアローン構成(以下、SA構成)のローカル5G※2設備を導入し、協調型自動運転の実証実験開始を発表した。
※1 6GHz以下の周波数帯を利用する5Gで、ミリ波に比べ一つの基地局でより広いエリアをカバーすることが可能。直進性が高く、帯域幅を広いため高速で大容量のデータ伝送が可能。
※2 MNO(Mobile Network Operator/移動体通信事業者)の通信設備を使用せず独自で構築し運用可能な5Gで、制御信号に4Gの無線を必要とせず5Gのみで構成されるネットワーク。(プレスリリースより)
同社は、周回コースに全7基のSub6帯に対応する無線基地局を設置し、当該エリア全域における協調型自動運転の遠隔制御を可能とした。今回の取り組みにより、高速かつ信頼性の高い通信環境下において、複数の自動運転車両による自動合流などの管制制御や遠隔で車両の走行制御を行うことができる。

また、今回の設備は、ノキアソリューションズ&ネットワークス合同会社のNOKIA Digital Automation Cloud(NDAC)のシステムで構成されたものであり、日鉄ソリューションズ株式会社のサポートにより導入が実現している。テストコースへのローカル5G設備導入は国内自動車メーカーとして初の事例だ。

なお、スバルは、引き続き未来のモビリティ社会においても事故低減に貢献し「安心と愉しさ」を届けられるよう研究開発に取り組んでいくと述べている。


(出典:SUBARU Webサイトより)

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