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SWAT、越前市の交通・人流分析の実施を発表 デマンド交通の乗降データ等を活用

2023/12/4(月)

事業内容概要

SWAT Mobility Japan株式会社(以下、SWAT)は12月1日、「CO-FUKUI 未来技術活用プロジェクト」に採択され、福井県越前市(以下、越前市)における交通・人流分析を実施すると発表した。
同社は、今回のプロジェクトを通して、「市内公共交通の可視化と現状分析」、「新幹線駅開業に伴う観光客の移動需要予測」、「複数の交通を組み合わせた交通の最適化検討」を行うという。「市内公共交通の可視化と現状分析」では、路線バス、市民バス、定額タクシー、実証実験中のデマンド交通の乗降データや人口密度など統計情報を活用し、既存の公共交通を可視化・分析する。

また、「新幹線駅開業に伴う観光客の移動需要予測」では、現在の人流データを基に、新幹線駅の開業に伴う人流の変化を可視化し分析する。この分析では、越前市が実施した『越前たけふ駅二次交通需要調査および観光誘客基礎調査』のアンケート結果も考慮しながら実施する予定だ。一方、「複数の交通を組み合わせた交通の最適化検討」では、市民バスやデマンド交通など、多様な交通手段について、効率性を重視した棲み分けや組み合わせを検討し、新しい公共交通を提案する。

なお、同社は、この事業を通じて、公共交通の現状や課題を誰もが明確に把握できるように、可視化し、データに基づいた判断ができる分析の仕組みを構築する。そして、この仕組みを、人口減少や観光客増加により、既存の公共交通のリデザインが必要な全国の自治体へ展開していき、持続可能な交通の構築を支援していくと述べている。

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