システムオリジン、タクシー乗務員向け支援アプリ「ドラタク」販売開始 業務DXを推進
2025/11/6(木)
タクシー事業者向けシステム開発を手掛けるシステムオリジンは、乗務員と運行管理者をつなぐドライバー支援アプリ「ドラタク」の販売を開始した。基幹システム「タクコン」とリアルタイムに連携し、勤務予定の確認や勤怠申請、売上・給与明細の照会などを乗務員自身のスマートフォンで完結できる。アナログな業務をデジタル化し、タクシー事業者のDXを推進する。
「ドラタク」は、タクシー事業のバックオフィス業務を支援する基幹システム「タクコン」と連携するWebアプリ。これまで紙や電話で行われていた乗務員と運行管理者間の煩雑なコミュニケーションをデジタル化し、情報共有の効率化と迅速化を図る。
このアプリを導入することで、乗務員は自身のスマートフォンから、勤務予定や日々の売上実績、給与明細などをいつでも確認できるようになる。リアルタイムで業務データが可視化されるため、日々の営業計画の立案にも役立つ。
また、勤怠管理機能も充実しており、アプリから勤務変更や有給・欠勤の申請が可能。運行管理者は基幹システム「タクコン」上で内容を確認し、承認や却下といったステータスを登録する。結果は即時に乗務員のアプリに反映され、申請から承認までの一連のプロセスがオンラインで完結する仕組みだ。
コミュニケーション機能としては、デジタル掲示板やチャット機能「ドラチャ」を搭載。デジタル掲示板では、重要なお知らせに対して既読管理ができ、情報伝達の抜け漏れを防ぐ。チャット機能は「タクコン」とも連携し、個別・一斉送信や画像添付にも対応。外部のSNSを使わずに社内コミュニケーションを統一でき、連絡履歴が残るためトラブル防止にもつながる。
システムオリジンは、「ドラタク」の提供を通じて、タクシー業界のDXを後押しし、業務効率化だけでなく、経営の透明性や生産性の向上をサポートしていくとしている。







