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福山通運、T2・セイノーら計画の自動運転トラックの実証に参加

2024/12/20(金)

写真左より
セイノーHD 執行役員 河合秀治氏
福山通運 代表取締役副社長
熊野弘幸氏
T2 代表取締役CEO
森本成城氏

株式会社T2(以下、T2)は12月17日、セイノーホールディングス株式会社(以下、セイノーHD)と計画している自動運転トラックを用いた幹線輸送の実証実験に福山通運株式会社(以下、福山通運)が参加することを発表した。

T2、佐川急便、セイノーHDは、T2開発の自動運転トラックによる日本初とする幹線輸送の実証実験を東京と大阪間の高速道路の一部で行うと7月11日、発表した。同実証では、東名高速道路、新東名高速道路、伊勢湾岸道、名神高速道路、新名神高速道路および京滋バイパスをトラックレベル4自動運転に向けた高速道路上での自動運転、貨物を積載した幹線輸送における自動運転の路線検証を行う。2025年1月~2025年6月にドライバー乗車の上、レベル2相当で実施する予定だ。



福山通運は、同実証を通して、運送オペレーションノウハウと自動運転技術を掛け合わせた新たな運送モデルを創造し、2027年にはレベル4自動運転トラックを活用した幹線輸送の実現を目指しているという。さらに、福山通運とセイノーHDは、「自動運転トラック輸送実現会議~L4 Truck Operation Conference~」にも参加。そして、3社は、より多くの条件下の公道で、事業化に向けた知見の獲得や改善点の洗い出しを加速するとのことだ。

▼関係者のコメント
■福山通運 代表取締役副社長 熊野弘幸氏のコメント
物流業界は、長年にわたり慢性的なドライバー不足や輸送効率の課題に直面しており、持続可能な物流の実現に向けた新たな取り組みが求められています。このような中、自動運転トラックによる幹線輸送は、ドライバー不足解消へ向けた有力な取り組みであり、未来の物流の姿に一歩近づけることを期待しております。

■セイノーHD 執行役員 オープンイノベーション推進室室長 河合秀治氏のコメント
この度、福山通運様が「Value Chain Innovation Fund」へ参画いただき、ファンドからの投資先であるT2様との取り組みにもご参加いただけることを大変うれしく思います。

当社では、中長期の経営方針として『Team Green Logistics』のスローガンを掲げて、ロジスティクス・貸切・特積みの3つの領域を中心に他社連携を推進しております。今般の連携を通じて、ご参加の各社様と共に持続可能な物流の実現と社会課題の解決に取り組んでまいります。

■T2 代表取締役CEO 森本成城氏のコメント
「日本の物流を共に支える」という大義に共感頂き、日本を代表する運送会社様と共に自動運転技術を活用した物流課題解決および未来の物流構築に向けたチャレンジができることを大変嬉しく思います。T2は多様なステークホルダーの方々と密に連携し、少子高齢化先進国における新たなソリューションの創出による日本の産業競争力の維持・強化に寄与すると共に、物流・運送業界の活性化・成長産業への更なる転換に向けて貢献し、持続可能な豊かな社会を次世代へ引き継ぐことを実現させたいと考えております。その為の重要なステップとして本実証を有意義なものとし、2025年7月のレベル2自動運転トラックでの幹線輸送サービス、そして2027年のレベル4自動運転トラックでの幹線輸送サービスのスタートに向けて尽力してまいります。

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