総額40億円 テラモーターズ、大阪ガスらからシリーズCで資金調達実施
2023/6/27(火)
Terra Motors株式会社(以下、テラモーターズ)は、シリーズCラウンドで総額40億円の資金調達を実施した。今回の資金調達は、大阪ガス株式会社(以下、大阪ガス)を始めとし、東京センチュリー株式会社(以下、東京センチュリー)、住友三井オートサービス株式会社(以下、住友三井オートサービス)、ペガサス・テック・ベンチャーズを引受先とした第三者割当増資等により実施している。
テラモーターズは、今回調達した資金により、充電インフラ網の拡充を加速させる。同時に、ソフト・ハード・サービスのさらなる開発、EVを基軸としたエネルギーマネジメントやデマンドレスポンスによる電力需給調整といった事業領域の拡大を図る。さらに、これらの活動を実現するための採用・組織体制強化への投資に今回調達した資金を活用するという。なお、同社は、今後とも「EVをもっと身近に」することを目指し、人々の生活に欠かせないプラットフォームとして、国内のEV化推進に貢献し、圧倒的なシェアNo.1獲得に向けまい進していくと述べている。
▼関係者のコメント
■大阪ガス 理事 新規事業開発部長 佐藤克峰氏のコメント
本提携を通じて、テラモーターズとともに、お客さまへの充電インフラ拡充、再生可能エネルギーを含む電力供給、EV充電のエネルギーマネジメントによるお客さまの電力料金の最適化や、車載蓄電池を活用したデマンドレスポンスによる電力需給調整にも取り組みます。Daigasグループは、様々なステークホルダーとともに社会課題の解決に資する価値「ミライ価値」の創造を目指します。
■東京センチュリー 常務執行役員 佐藤耕一郎氏のコメント
本提携を通じて、EV関連ビジネスにおける連携を図り、当社のマテリアリティの一つである「脱炭素社会への貢献」に資する取り組みをさらに加速してまいります。東京センチュリーは、パートナー企業との共創による「金融×サービス×事業」を融合したビジネスモデルを展開し、お客さまの事業の発展ならびに社会課題の解決に貢献する金融・サービスを提供することにより、環境に配慮した循環型経済社会の実現に貢献します。
■住友三井オートサービス EV&カーボンニュートラル戦略推進部長 中村 憲治氏のコメント
住友三井オートサービス(SMAS)は、EV関連事業における実績と事業ノウハウを有し、EV充電インフラサービス分野でスピーディーな推進力を発揮するテラモーターズと資本業務提携いたしました。本提携を通じて、当社は自動車リース事業を基軸としつつ、EVシフト推進の事業戦略を強化し、さらに加速します。
さまざまなお客さまのニーズに柔軟にお応えしながら、カーボンニュートラル社会の実現とサステナブルな未来に貢献してまいります。
■ペガサス・テック・ベンチャーズ 創業者兼CEO アニス・ウッザマン氏のコメント
この度、EV時代を過去からも牽引してきているテラモーターズに追加投資することができたことを、非常に嬉しく思っております。現在世界中で脱炭素化が叫ばれている中、日本におきましてもEV普及が重要な課題となっています。しかしながら、他の先進国に比べその普及が大きく遅れています。その主要因の一つがEV充電インフラの未成熟さにあります。この課題に対し、テラモーターズがこれまでの経験を活かし、強力な推進役になることが期待されており、我々ペガサスチームとしても、同社のさらなる成長を支援していきたいと考えています。
■テラモーターズ 創業者 取締役会長 徳重徹氏のコメント
私たちは、EV充電サービスの事業では最後発となりますが、斬新なビジネモデルをご評価いただき、EV充電インフラ設置の受注数については、すでに国内でトップクラスになっています。
今回皆様にご出資いただけたことは非常に喜ばしく、私たちがインフラと社会を大きく変革していく未来に向けて、大きな一歩となりました。今回調達した資金により、まずは、日本国内で1年以内に、圧倒的なシェアの獲得を目指してまいります。2010年からEVハードメーカーとしてEV産業を牽引してきたリーダー企業の責任を果たすべく、必ずやり遂げます。
■テラモーターズ 代表取締役社長 上田晃裕氏のコメント
いま私たちは、社会に対しての新たなソリューション提供に挑戦しています。この度、私たちの目指す未来に共感いただき、多くの皆様のご支援をいただけたことを心からうれしく思っています。今回の資金調達を契機に、グローバルな事業成長を加速させるのはもちろんのこと、組織体制の強化にも投資をしてまいります。
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