newmoとティアフォー、自動運転タクシーの事業化に向け協業
2025/7/3(木)
newmoとティアフォーは7月2日、日本国内における自動運転タクシーの事業化に向けた協業開始を発表した。
両社は、ティアフォーが開発を主導する自動運転用オープンソースソフトウェア「Autoware」を活用し、安心・安全な自動運転システムの社会実装に向けて、世界中の様々な環境下で実証実験を行った実績を踏まえ、自動運転タクシーの事業化に取り組む。この協業を通じて、newmoはタクシー車両1000台以上を保有する事業基盤を活用し、現在タクシー・ライドシェア事業を展開する大阪府内において、新たな移動の足として自動運転タクシーの展開・事業化を目指すという。
なお、ティアフォーは、これまで培ってきた自動運転技術とノウハウを生かし、パートナー企業と協業しながら、政府の目標達成に貢献していくとともに、全国各地での自動運転タクシーの社会実装を推進していくと述べている。
▼関係者のコメント
■ティアフォー 代表取締役CEO 加藤真平氏のコメント
ティアフォーはこれまで、自動運転用のオープンソースソフトウェア「Autoware」を基に、さまざまな地域やパートナー企業と自動運転の社会実装に取り組んできました。今回、タクシー・ライドシェア事業を通じて地域の移動課題に取り組んでいるnewmo様と協業することで、タクシー向けの自動運転技術の開発を加速させます。地域の移動を支える新たなインフラとして、日本発の自動運転タクシーの事業化を目指していきます。
■newmo 代表取締役CEO 青柳直樹のコメント
人口減少が進むなか、各地で深刻化する移動課題に対して、自動運転タクシーは次代のインフラを築く重要な一歩だと考えています。newmoはこれまで、地域に根ざしたタクシー・ライドシェア事業で培ったオペレーションとテクノロジーの知見を強みに、移動の課題解決に取り組んできました。今回、自動運転分野をリードするティアフォー様と協業することで、その知見と現場力を掛け合わせ、日本発の自動運転タクシーの事業化を着実に前進させてまいります。そして多くのステークホルダーの皆さまとともに、「移動で地域をカラフルに」というミッションの実現を目指します。