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ティアフォーら、5G活用の自動運転タクシーを走行 西新宿エリアで実証実験

2020/11/16(月)

自動運転車両の写真

遠隔型自動走行のため、運転席は無人の状態で車両が走行する。

ティアフォー、Mobility Technologies、損害保険ジャパン、KDDI、アイサンテクノロジーの5社は、第5世代移動通信システム「5G」を活用した自動運転システムを用い、タクシー専用車両「JPN TAXI」による公道走行のサービス実証を、11月5日〜8日まで西新宿エリアで実施した。
実証実験の開始に伴い、11月5日に京王プラザホテルで西新宿スマートシティ連携協定の締結式および自動運転タクシー車両の出発式が行われた。締結式ではティアフォーの創業者会長兼CTOの加藤真平氏が同実証実験についての概要説明と参画企業の役割について説明した。

今回の実証は、前述の5社が新宿副都心エリア環境改善委員会と締結した「西新宿地区のスマートシティ化推進に向けた連携協定」における、次世代モビリティに関する企画として行うもの。

ティアフォーはタクシー車両に関する自動運転システム・自動運転車両・運行管理システム・遠隔監視システムなどの提供を担当する。損保ジャパンは自動運転車両の安全性を事前に評価するリスクアセスメント、Mobility Technologiesはタクシーの配車アプリ、アイサンテクノロジーは副都心エリアの高精度三次元地図を提供。緊急時の対応はKDDIの5G回線を利用した車両の遠隔監視・操縦システムを整備した。

また、荏原交通・帝都自動車交通・日本交通・日の丸交通の交通事業者4社は、実証実験にオブザーバーとして参加。自動運転技術を活用したビジネスモデルの構築等に関するアドバイスを行う。

会見に出席した東京都の宮坂学副知事は、「西新宿エリアは東京都が掲げる『スマート東京』の先行実施エリアと位置づけている。5Gを活用した実験や挑戦をしていく中で、特にモビリティは有望視している。今回の運転席無人の自動運転実証は日本で初めての記念すべき実証実験。先進的な取り組みが西新宿で実施され、ここで得られた知見を東京全体、さらには日本全体に広めていければと思う」と語った。

締結式・出発式の様子



締結式に続く出発式では、各社代表によるテープカット後、宮坂副知事が自動運転タクシー車両に試乗した。その後、遠隔型自動走行(運転席無人)と非遠隔型自動走行(セーフティドライバー乗車)の実証実験を実施した。

この日の走行ルートは、京王プラザホテルからKDDI新宿ビルまで5G通信による運転手無人の遠隔型自動走行で走行し、その先は主にLTE通信によって運転手が乗車した状態の自動運転モードで都庁周辺を一周して京王プラザホテルへ戻った。

ルート1

ルート地図



自動走行車両への乗車は、専用アプリでタクシー車両を呼び出し、到着した車両のドア側面に貼られたQRコードを乗客が読み込むことで開錠し、ドアが自動で開く。車内に乗り込んだ後、後部座席に設置したモニター画面で「出発」ボタンを押すことで運転手無人の車両が出発するという流れで走行した。

車両内部(左)と解錠用のQRコード(右)



(取材・記事/柴田 祐希)

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