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再エネ調達 東京メトロ、エナジー社とバーチャルPPAを締結

2023/4/17(月)

バーチャルPPA
スキーム図

東京地下鉄株式会社(以下、東京メトロ)と三菱HCキャピタルエナジー株式会社(以下、エナジー社)は、3月31日付でバーチャルPPA(再生可能エネルギー電気に係る非化石証書譲渡契約)を締結した。4月11日付のプレスリリースで明かしている。
エナジー社は、三菱HCキャピタル株式会社のグループ会社であり、再生可能エネルギー発電事業を手掛けている。PPA(Power Purchase Agreement、電力購入契約)は、電力需要家が発電事業者から直接再生可能エネルギーを購入する契約形態だ。

そのうちのバーチャルPPAでは、需要家の敷地外に建設する専用発電所で発電された再生可能エネルギーの環境価値のみを仮想的に需要家が調達する。日本国内では2022年に始まった再生可能エネルギー導入の新たな形態であり、国内の鉄道業界におけるバーチャルPPAの導入は今回が初だ。(対外公表ベースで、国内の鉄道業界では初の導入事例)

東京メトロは、今回の契約締結により、エナジー社が日本国内に新たに開発するDC754kWの太陽光発電所から、25年間にわたり、発電にともない生み出される年間約90万kWh分の非化石証書の提供を受ける。一方で、エナジー社は、発電した電力を日本卸電力取引所に売却する予定だ。これにより、東京メトロは、CO2排出量を年間約390t-CO2削減を見込んでいる。

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