東急とOpenStreetが資本業務提携|多様な移動ニーズに応える新たなまちづくりへ
2025/4/7(月)
東急株式会社(以下、東急)は、国内最大級のシェアサイクルプラットフォームやマルチモビリティシェアサービスを展開するOpenStreet株式会社(以下、OpenStreet)と、東急線沿線での住民・来街者のアクセス性向上を目的とした資本業務提携契約を結んだ。これにより、東急線沿線の鉄道駅や商業施設などにおける住民・来街者の利便性が大幅にアップする見込み。
OpenStreetは、「HELLO CYCLING」などのシェアサイクルや、小型EVやスクーターのシェアリングを提供する「HELLO MOBILITY」を運営している。同社は、多くの交通結節点に環境配慮型のマルチモビリティステーションの構築を目指しており、持続可能なインフラの社会実装を推進している。
2023年6月には東急バス株式会社(以下、東急バス)と提携し、東急線沿線を中心にシェアサイクルとEVカーシェア事業を展開。バス営業所や折返所にシェアサイクルステーションやカーシェアステーションを設置することで、住民や来街者はバス停から自宅や目的地までの移動手段を確保できるようになった。
今回の資本業務提携により、OpenStreetが保有する交通移動データの連携が可能となり、このデータを活用して鉄道駅や商業施設のアクセス性のさらなる向上が期待されている。この提携を通じて、東急は多様化する移動ニーズに対応し、住む人や訪れる人に選ばれ続けるまちづくりを目指す計画だ。東急とOpenStreetの協力により、地域の利便性と回遊性が向上し、商業活動の活性化にもつながると見られている。
都市開発と交通の連携によって、東急とOpenStreetは脱炭素社会の実現にも貢献することを目指している。この協力により、新しい都市の価値が創造され、地域全体がより魅力的になることが期待されている。これからも両社は密接に協力し、持続可能で快適な都市生活を支持し続ける方針だ。
