トムトム、ブリヂストン事業部門と提携 EV移行促進へ
2023/11/30(木)
TomTom(以下、トムトム)は11月16日、ブリヂストンの事業部門であるブリヂストンモビリティソリューションズとの複数年契約締結を発表した。これにより、企業による車両運行の最適化とEVへの移行を促進することで、モビリティの持続可能性と都市のクリーン化を支援するという。
ブリヂストンモビリティソリューションズは、車両管理ソフトウエア「Webfleet」を提供している。このソフトウエアは、トムトムのナビゲーション、地図、世界中の6億台以上の接続デバイスからのライブ交通データを活用。これにより、企業が単一のプラットフォーム上ですべての車両を管理できる統合型フリートマネジメントソリューションを実現している。
また、同ソフトウエアは、今回の提携の一環として、トムトムの最新のEVデータとルーティング製品をEV向けソリューションポートフォリオに組み込む予定だ。これにより、ユーザーのEVへの移行を加速させ、コスト効率の高い方法で信頼性の高いオペレーションを実行できるようサポートするという。
▼関係者のコメント
■トムトム Chief Revenue Officer マイク・スクーフス(Mike Schoofs)氏のコメント
グローバルロジスティクスを改善し、車両の電動化に伴う課題解決に向けたサポートをすることは、トムトムにとって重要な目標です。フリートおよびロジスティクス業界において、イノベーションを推進するという、トムトムと同じコミットメントを持つブリヂストンモビリティソリューションズと協力関係を強化できることを、大変喜ばしく思います。この協業を通じて、両社はそれぞれの得意分野を1つのソリューションに統合し、円滑なビジネスの運営と電動化を、自信を持って支援します。
■ブリヂストンモビリティソリューションズ 商品戦略・パートナーシップ担当副社長 Paul Verheijen氏のコメント
ブリヂストンモビリティソリューションズでは、世界中でフリートの電動化を支援しています。トムトムの業界をリードする交通データ、地図、ナビゲーションを活用することで、車両配送の最適化、運転行動と航続距離の改善、車両全体の効率向上を実現し、フリートの電動化を加速させることができます。クリーンエネルギーへの移行の成功に向けて、e-モビリティの可能性を最大限に引き出すことを期待しています。