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トムトム、現代自グループと複数年契約 欧州向けナビに交通・速度情報サービスを提供

2025/10/23(木)

ロケーション技術のスペシャリストであるトムトムは、現代自動車グループのソフトウェアプロバイダーHyundai AutoEver(HAE)とのパートナーシップを拡大し、複数年契約を締結した。トムトムが提供するリアルタイム交通情報とスピードカメラサービスが、欧州で販売される現代、Kia、Genesisの全モデルのナビゲーションシステムに統合され、ドライバーの安全性と利便性を向上させる。

今回の契約により、トムトムが提供するリアルタイム交通情報と、新たに導入されるスピードカメラサービスが、HAEのナビゲーションソフトウェアに統合される。これらのサービスは、今後数年間にわたり、欧州で販売される現代自動車グループの百万台を超える車両に搭載される予定だ。

トムトムのスピードカメラサービスは、ドライバーに付近のスピードカメラの存在を通知し、速度制限の遵守を促すことで、より安全な運転に貢献する。一方、リアルタイム交通情報は、最新の交通状況をシームレスに提供し、ドライバーが渋滞を回避して最適なルートを選択できるよう支援する。

この統合により、車載ナビゲーションシステムの基本機能が強化されるだけでなく、ドライバーはより正確な到着予定時刻の把握が可能となる。

HAEは、トムトムを「信頼できるパートナー」と評価しており、高精度な地図データとライブサービスによって、ナビゲーションの精度向上はもちろん、高速道路運転支援技術(HDA)の大幅な強化にもつながるとしている。

トムトムにとって、今回の提携拡大は、世界有数の自動車グループとの関係を強化し、地図サプライヤーとしての地位を確固たるものにする重要な一歩となる。両社は、業界をリードする技術を通じて、安全で効率的な運転体験の提供を目指していく。

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