富山市が「顔認証決済」の社会実験 自治体では全国初
2020/10/23(金)
富山市では、市中心部および観光地である岩瀬地区の飲食店や観光施設30カ所で「顔認証」で決済ができるシステムの社会実験を開始した。顔認証技術による決済システムの利便性を市民や観光客が実際に体感する場を設け、生活や観光動向にもたらす影響等を検証する。
実験は10月1日から開始しており、来年の3月31日まで継続する。サービス提供店舗は30カ所(中心市街地20カ所、岩瀬地区:10カ所)。スマートフォンから登録用ウェブサイトにアクセスし、顔情報とクレジットカード情報等を登録すると、各施設に設置されたタブレット端末に顔を向けるだけで、料金決済が可能。(対応カードブランドはVISA、マスター)
顔認証による決済のほか、富山駅におもてなしサイネージを設置して観光面の効果も検証する。同駅総合案内所横にカメラ付きサイネージを設置し、顔情報を登録した人がサイネージに近づくと、画面に歓迎メッセージを表示する。