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トヨタファイナンシャルサービスら、my routeを活用した実証開始

2022/9/20(火)

トヨタファイナンシャルサービス株式会社(以下、TFS)は、トヨタファイナンス株式会社(以下、TFC)と共同して、名古屋東部丘陵地域を中心に「my route(マイルート)」を活用した実証実験を開始する。9月12日付のプレスリリースで明かした。

愛知県は、移動手段の最適化により混雑緩和や環境負荷低減などさまざまな効果が期待できるMaaSの社会実装に向けた取り組みを2020年度から実施している。同取り組みの対象エリアは、、ジブリパーク開園により国内外から多くの来訪者が想定される名古屋東部丘陵地域を中心とする地域だ。

TFSは、TFCと共同して、対象地域の商業施設来訪時やイベント開催時のクーポン配信、観光施設等のスポット情報・周遊ルートの提供、街の活性化に向けた移動したくなるきっかけづくりに取り組む。同時に、予約・決済サービスの提供なども実施中だ。

さらに、両社は、2022年度には新たな取り組みを予定している。具体的には、アプリ内で購入可能なデジタルチケットのラインアップ拡充、東部丘陵線(リニモ)沿線におけるシェアサイクルのポート設置、および愛・地球博記念公園を目的地とするパーク&ライド実施などだ。2022年9月15日~2023年2月15日に実施する。

my routeは、サービス提供エリアを順次拡大しており、現在全国12エリアで展開している。同実証実験の事業終了に伴い一部のサービスは終了となるが、「my route」の基本機能は実証期間以降も愛知県で継続して提供し、さらなるサービス拡充に取り組むという。

また、両社は、名古屋鉄道株式会社(以下、名鉄)との連携を、地域のさまざまなパートナーとの連携・協業という観点からさらに強化する。具体的には、名鉄が提供するエリア版MaaSアプリ「CentX」と、「my route」におけるデジタルチケットの相互発売を実施する。これにより、地域住民や来訪者の円滑かつ効率的な移動と地域活性化に貢献する予定だ。

なお、今回の連携強化には、名鉄グループの名鉄バス株式会社・豊橋鉄道株式会社・豊鉄バス株式会社を含んでいる。そして、この連携の一環として、愛知高速交通株式会社の「リニモ」のデジタルチケットを、「CentX」と「my route」の双方で10月に同時発売する予定だ。

なお、両社は、同事業について、SDGsの「9 産業と技術革新の基盤を作ろう」「11 住み続けられるまちづくりを」「13 気候変動に具体的な対策を」に資する取り組みだと述べている。


(出典:トヨタファイナンシャルサービス Webサイトより)

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