トヨタモビリティサービス、「Booking Car」開始。社用車の休日貸出など可能に
2020/11/16(月)
トヨタモビリティサービス株式会社は12日、新たに社用車専用クラウドサービス「Booking Car」の開始を発表した。これまでアナログ管理が主流だった社用車利用のオペレーションを全てデジタル化するとともに、営業時間外や休日などで遊休資産となっている車両を従業員へ貸し出すことが可能になるサービスだ。
今回のサービスは複数人で同一の自動車を共同で使用する「共同使用契約」の枠組みを活用する。まず、Booking Carの特徴は、社用車のプライベート利用が行える点だ。これまで休日や平日夜間に遊休資産となっていた社用車を従業員に貸し出すことが可能になり、車両コストの削減と従業員満足度向上の両立に貢献する。
次に、デジタル化することで社用車の管理・運用面での最適化も可能になる。トヨタモビリティサービスは、「普段使い慣れたスケジューラー同様の使い心地」だとしており、サービスの予約はスマホからでもパソコンからでも可能。管理画面では、社用車の利用状況や私的利用総額が簡単に確認できるようにした。
さらに、オプションのキーボックスを活用すれば、スケジュールと連動し、「24時間365日、無人で鍵の受け渡し・返却が可能」になるという。利用開始時にキーボックスを開閉するワンタイムコードを入力することで、予約済みの社用車の鍵を引き出すことができる。キーボックスは常にセンサーで鍵を感知し、返却忘れを防ぐ。また、キーボックス内には、社用車利用に必要なETCカードや給油カードなども格納できる。
トヨタモビリティサービスは、今回の発売開始にあわせて3カ月間利用料無料のキャンペーンを実施し、導入する企業を募る方針だ。
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