豊田通商ら、カルコパイライト太陽電池を活用した路線バス燃費改善実証開始
2025/11/10(月)
豊田通商、神奈川中央交通、およびPXP社は11月4日、次世代型太陽電池のカルコパイライト太陽電池を活用した、路線バスの燃費改善に向けた実証実験開始を発表した。
同実証は、神奈川中央交通の路線バス5台両の屋根にPXPが開発したカルコパイライト太陽電池を搭載し、主に低速運転時や停車中の車内の空調などに必要な電力を太陽光発電で補うことで、エンジンの負荷を軽減し、燃費改善効果を検証するものだ。2026年3月26日まで約5カ月間継続し、神奈川中央交通と豊田通商は、実証実験の結果をもとに、次世代型太陽電池技術の路線バスへの適用導入可能性を評価する。
なお、同実証は、神奈川県の次世代型太陽電池の早期普及を目的として実施される「次世代型太陽電池普及促進事業費補助金」を活用して行うものだ。3社は、次世代型太陽光電池の普及に寄与するとともに、環境負荷低減の取り組みとして地域の脱炭素化に貢献することを目指すと述べている。

カルコパイライト太陽電池







