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トヨタとPSA、欧州での新たな協業関係に合意 小型商用車の供給拡大へ

2018/12/4(火)

トヨタ自動車(以下、トヨタ)とグループPSA(以下、PSA)は、欧州での小型商用車のOEM供給や、2002年に設立した小型車生産の合弁会社トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモビル・チェコ(以下、TPCA)の運営において、新たな協力関係の構築することに合意したと、11月30日発表した。

2019年末より、PSAからTMEへの商用車のOEM供給を拡大
新たにPSAの小型バンをTMEにOEM供給し、欧州にてトヨタブランドで販売

トヨタの欧州統括会社であるトヨタ・モーター・ヨーロッパ(以下、TME)とPSAは、2012年から欧州で小型商用車の分野でも協力している。PSAは、プジョー「エキスパート」およびシトロエン「ジャンピー」をベースにした小型商用車「プロエース(PROACE)」をオルデン工場(フランス)※1で生産し、TMEにOEM供給している。今後、2019年末より、PSAからTMEに、PSAのビーゴ工場(スペイン)※2で生産された小型バンも供給する方針。

今回の関係強化は、欧州での両社の強みを活かし、小型車のみならず小型商用車も提供することで開発や生産コストを最適化し、互いに恩恵を享受することが目的。TMEは、今回の小型バンの開発費や設備投資について、応分の負担をするという。

2021年1月よりTPCAをTMEの完全子会社化

TPCAについて、PSAが保有するTPCA株式を全てTMEが取得し、2021年1月からTPCAはTMEの完全子会社となる。これは、トヨタとPSAが2002年に締結した小型車共同生産の合弁契約に含まれていた、持ち株比率見直しに関する条項に基づくもの。

TPCAでは、欧州市場向けに開発されたエントリーレベルの小型乗用車「トヨタアイゴ(Aygo)」、「プジョー108」、「シトロエンC1」を生産している。今後も、同モデルの生産を継続し、生産と雇用は維持する予定だ。TPCAのTME完全子会社化により、TPCAはトヨタの欧州における8拠点目の工場になる。

トヨタのディディエ・ルロワ副社長は、「このたびの新たな協力関係は、PSAとトヨタ、両社間における良好な関係に基づくものです。この合意を通して、両社で技術と開発費を分担しながら、それぞれが強みを活かすことができます。また、TPCAの完全子会社化は、当社の基本的な考え方である『販売するところで生産する』および、長期にわたる我々の欧州でのプレゼンスを象徴しています」と語った。

PSAのカルロス・タバレス会長は、「今回の発表は、両社の良好でかつ、互いに有益なパートナーシップの新しい幕開けです。これは、お客様や両社にとって、最善となる信頼関係に基づくものです」と語った。
※1:PSAオルデン工場(フランス) 1992年設立。2017年の生産実績は、約135,000台。「プロエース」のほかに、プジョー「エキスパート/トラベラー」、シトロエン「ジャンピー/スペースツアラー」を生産

※2:PSAビーゴ工場(スペイン) 1958年設立。2017年の生産実績は、約434,000台。プジョー「パートナー/リフター」「301」、シトロエン「ベルランゴ」、「C4」「スペースツアラー」「C-エリーゼ」、オペル/ボクスホール「コンボ」を生産

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