株式会社Trasaburou 軽貨物EVレンタル事業「EVeeeen」を開始
2024/7/4(木)
Trasaburouが日本初の軽貨物EVレンタル事業「EVeeeen」を開始。燃料費高騰や人材不足に悩む軽貨物業界向けに、コスト削減と環境保護を両立。複数メーカーのEVを活用し、初期投資やランニングコストを抑制。持続可能な物流システム構築を目指す。
株式会社Trasaburouは7月1日、軽貨物EV車両のレンタル事業「EVeeeen(イーヴィーン)」を開始した。この新サービスは、軽貨物事業者の経営環境改善と環境保護の両立を目指している。ECサイトの普及に伴い、ラストワンマイル配送を担う軽貨物業界では燃料費高騰や人材確保難、車両維持コストの上昇など多くの課題に直面している。「EVeeeen」は、これらの課題解決に向け、複数の自動車メーカーの商用EVを戦略的に活用。初期投資やランニングコスト、保険などの負担を大幅に削減し、軽貨物事業者のサステナブルな経営をサポートする。
同社の嶽山新代表取締役社長は「ガソリン車と比べ航続距離は劣るものの、燃料費や消耗品費での大幅なコストダウンが見込める」と述べ、EVの導入によるメリットを強調した。特に、EVではガソリン車で必須のオイル交換やエレメント交換、ブレーキオイルなどの消耗品交換が不要となり、整備不良による故障リスクも低減できるという。
また、「EVeeeen」は排出ガスの削減、騒音の低減など、環境保護にも貢献できるため、
カーボンニュートラルなど環境問題に関心のある企業にもサービス活用を呼びかけている。
Trasaburouは2013年設立の車両売買会社で、2015年から軽貨物事業に特化した車両レンタル事業を展開。自社内で物流の仕事、人材、車両レンタル、アフターフォローを一括で行うことで、上場企業や大手鉄道会社からの信頼を得ている。
同社の企業理念は「関わったすべての人を笑顔に楽しく元気に出来る人(会社)である」。この理念のもと、今回の新サービス開始により、持続可能な物流システムの構築と、軽貨物事業者の経営環境改善、そして環境保護に貢献することを目指している。