災害時に備えたドローン配送、トルビズオンと第二建設センターが実証成功
2023/8/24(木)
株式会社トルビズオンは8月22日、株式会社第二建設センター(以下、第二建設センター)とともに、ドローン配送の実証実験成功を発表した。
今回の実証実験は、防災時に備えたドローン配送を目的として高知県香南市で7月29日に実施した。津波発生後の水引きが遅く、道路の寸断時にも対応した物資輸送が求められると考えられるエリアにおいて、ドローンを用いた各地の被災状況の確認、および避難タワーへ避難した住民への物資配送を想定している。また、今回の実証実験では、ドローンが安全に飛行できる「空の道」を検証することも目的としている。この「空の道」の検証は緊急時だけではなく、平時のドローン飛行についても安全に飛行可能かどうかを検証することができる。そのため、ドローンを用いた災害時の訓練や、地政学的リスクがある地域の点検などの利用につなげることが可能だ。
くわえて、第二建設センターは、今後建設の分野を含めてドローンの技術を用いて新たな事業を行うことを構想しているという。そして、地域雇用の創出、地域社会への貢献を考え、今後もドローンの利活用について可能性を探っていくと述べている。
■第二建設センター代表取締役社長 川久保雄司氏のコメント
今回は災害に対する実証実験ではありますが、「買い物難民」をなんとかしたいといったお声もいただいています。
それを地域の皆さんとドローンの使い方や物流の方法を一緒に考えるきっかけになればと思っております。