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東京大学、市街地におけるEV用ワイヤレス給電システムの最適配置発表

2025/1/8(水)

走行中ワイヤレス給電システムの
最適配置

東京大学生産技術研究所は1月7日、市街地におけるEVの無限走行を実現するためのワイヤレス給電システム(DWPT)の最適配置を発表した。

今回発表した最適配置は、本間 裕大 准教授らの研究チームが提案したものだ。埼玉県川越市を対象とした詳細交通シミュレーションに基づく実証分析も行い、市内の方向別・道路長 約150kmに対して、わずか2359m(全体の1.6%)にDWPTを敷設するだけで、EVの「無限走行」が実現できるという。

さらに、市街地におけるDWPTは、車両が信号によって停止したり減速したりする交差点付近に敷設することが最も効果的であることが示されると同時に、その具体的な箇所や敷設長については、緻密な配置戦略が求められるとのことだ。そこで、交通量や一時停止時間、待ち行列長と敷設コストなどさまざまなトレードオフ構造を勘案しながら、最適な配置戦略を導き出す重要性が提言されている。

なお、同研究チームは、DWPTが低炭素社会の実現に向けた重要な鍵となると確信しており、今後のさらなる発展と普及に向けた取り組みを続けていきたいと述べている。



(出典:東京大学 Webサイトより)

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