ユビ電、オムロンベンチャーズをリード投資家として3億円を資金調達
2023/4/10(月)
ユビ電株式会社(以下、ユビ電)は、オムロンベンチャーズ株式会社(以下、オムロンベンチャーズ)をリード投資家として3億円の資金調達を実施した。4月7日付のプレスリリースで明かしている。
ユビ電は、電気自動車充電サービス「WeCharge」を展開している。同社は、このサービスを活用することで、いつでもどこでも「じぶんの電気」を使える電力環境をつくっている。具体的には、マンション駐車場での「おうち充電」、マイカー通勤先の職場での「おしごと充電」、商業施設や宿泊施設での「おそと充電」だ。また、「WeCharge」は、2021年よりサービスを提供し、開始2年目を迎えた2022年でWeCharge充電ポート数は前年比20倍の600ポートとなった。集合住宅への全区画設置事例以外に商業施設や自治体での利用や問い合わせも増えており、2023年末には累計1万2000ポートの普通充電設備を設置するという。
なお、同社は、2023年5月までシリーズBの資金調達を継続する予定だ。さらに、今回行った資金調達により、サービスのプロダクト開発・マーケティング・人材採用の強化と、「じぶんの電気」を使える電力環境・充電インフラの拡充を加速させていくと述べている。
▼関係者のコメント
■ユビ電 代表取締役社長 山口典男氏のコメント
EVは普及の過渡期にあり多くの方がEVを所有した経験が無い中で、急速なEVの普及を可能性として実感できる時代に入りました。私たちユビ電はEV充電環境をサービスとして提供しており、マンションやオフィスビルの駐車場のすべての車室にスマートコンセントを設置して、クルマを停めたらその場所で常にエネルギーにアクセスできる環境を日本全国に広めています。
この度のオムロンベンチャーズからのご出資を受け、EV充電サービス「WeCharge」を通してより良い社会を築く未来の産業構造の一部として継続的に発展することを目指して精進いたします。
■オムロンベンチャーズ株式会社 代表取締役社長 井上智子氏のコメント
オムロンの中長期戦略であるSF2030では、安心・安全・便利な暮らしと自然環境の両立を実現するエネルギーシステム「カーボンニュートラルの実現」を目指しています。今回のユビ電への出資は、エネルギーと技術を掛け合わせ、ますます世の中に必要不可欠となる充電サービスへの拡充に大きく期待しています。この地球規模の社会課題解決に向けて、ユビ電の事業のさらなる発展を支援して参ります。