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バカン、施設の空き情報可視化サービスを羽田空港「HICity」に導入 3次元マップと連動

2020/9/21(月)

株式会社バカン(以下、バカン)は、羽田空港跡地第1ゾーン整備事業(第一期事業)において開発が進められている「HANEDA INNOVATION CITY」(以下、HICity)に、IoTによる空き情報可視化サービス「VACAN Throne」を導入し、2020年9月18日よりトイレや会議室の空き情報の配信を開始した。
バカンは、施設の飲食店や商業施設などの空き情報を可視化するプラットフォームの提供などを行うスタートアップ企業。同社のVACAN Throneは、HICity内のトイレ計28エリア74個室、会議室2室に導入され、リアルタイムの空き情報をPCやスマホ、施設内のデジタルサイネージから確認できるようになった。

空き情報は、トイレや会議室内にそれぞれ設置したセンサーによって取得。取得した情報を表示するデジタルサイネージは、鹿島建設がOneTeam・アジアクエスト・マルティスープらと共同開発した「3D K-Field」を、初めてスマートシティ向けに活用し、フロアマップと組み合わせた空き情報表示を可能にしている。これにより、3次元で仮想的に表現したHICity内に空き情報を表示し、どこが空いているか直感的に把握できる。
※鹿島建設がOneTeam・アジアクエスト・マルティスープらと共同開発した、建設現場でデジタルツインを実現するシステム。建設現場で使う場合、作業員・資機材の位置や稼働状況を3次元マップ上で可視化することなどができる。

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空き状況可視化の仕組み(トイレの場合)と表示画面のイメージ



HICityでの空き情報可視化の取り組みは、今後レストランやカフェ、足湯スカイデッキ、ライブ会場など、対応する施設を増やしていく予定とのこと。

また、バカンは、HICityをはじめとしたスマートシティ向けだけでなく、空港や駅、オフィスビルや商業施設などさまざまな場所への導入を進めたい考えだ。

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